パリのオートクチュール・アルニス

パリ・モンパルナスとサンジェルマンデプレの間あたりにアルニス本店はあります。1906年に初代ジャン・ジョセフ・グランベーフレ氏が創業して以来、三代にわたってエルメスと肩を並べるパリの超高級メゾンの地位を保ってきたメンズブランドです。現在の場所にブティックが移動したのは、二代目レオン氏の時代。芸術家の町・モンパルナスが程近いこともあり、芸術家達のサロンとしても愛されました。ジャンコクトーやアンドレ・ジイド、サルトル、ピカソといった世界でも名高い芸術家たちに愛されてきたアルニスは、オートクチュールとして不動の地位を築きました。その後、プレタポルテも手がけるようになり、顧客の幅も広がったのです。現在も人気の、ツィードのスタンドカラージャケットは、建築家ル・コルビジェ氏の注文から作られたものです。1950年代に入ると、アルニスの魅力はフランスに留まらずアメリカでも評価され始めます。ヘミングウェイやオーソン・ウェルズなどが当時の顧客です。そして日本にもその魅力は知られるようになり、現在日本国内にいくつかのブティックがあります。

アルニスの上質なこだわり

非常に高度な技術と細かい手作業にこだわったオートクチュールメゾンであるアニエスは、プレタにももちろんその技巧を惜しみなくつぎ込んでいます。前述のツィードスタンドカラージャケットは「フォレスティエール(森の番人風ジャケット)」と呼ばれ、その機能性と上質な素材に、現在も多くのファンがいます。スーツやシャツの素材も、もちろん天然の上質なリネンやシルク、カシミヤを使い、肌触りの良さは格別。ボタンやボタンホール、裏地に至るまでアルニスのこだわりが生かされており、最早芸術品とさえ賞賛されているのです。シルクシャツは何度クリーニングしても型崩れしません。また、シルク100%のネクタイは、シーズンごと28柄のオリジナルプリントが施された全世界で40本の限定生産品となっています。バッグも、アルニスらしい特徴と上質さを兼ね備えたデザインで人気です。

日本のアルニスショップと通販

アルニスのショップは、パリ本店との姉妹店としてオープンした東京ミッドタウン店が品揃えも豊富。他に、北海道、関西、中部、九州でもアルニスを取り扱っている百貨店などがありますが、数は少ないです。ネクタイ一本、バッグ一個、ジャケット、スーツ、シャツ一枚のために、なかなか難しいですね。もちろん、ブティックで買えるならそれが一番ですが、やはり無理という場合には通販もあります。公式サイトでは通販は見当たりませんが、楽天市場やヤフーオークションなど、有名なネットショップならほとんどのところで見つけることができます。ただ、シャツやスーツなどプレタでなくオートクチュールの場合は着ていた本人のサイズにぴったりと作られているため、中古のオークションの場合はサイズ確認に注意してくださいね。

2010年03月16日の格言
人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。byベーコン
19:23:54最終更新

アルニス